2003年5/24(SAT)浦底→水晶浜→岡津 

我々の記念すべき初ゴムボートを漕ぎ出す戦(釣)場は福井県敦賀市浦底。最奥に敦賀原発のある波静かな浦底湾。原発の影響で釣れる魚種も多種多様。ゴムボート釣りをする人も多くデビューにはうってつけの場所といえよう。4:45に起床し、準備を始める。風は予報では南東。強い向かい風。南風が吹くと敦賀新港では追い風である一方ここは向かい風になるらしい。波も高めである。それでも我々はまだ見ぬ大物を夢見て大海原に漕ぎ出した。といってもこれからも漕いでいるのはほとんど釣友であることを付記しておく。僕は苦手なんです。すんません。しかし風と波が強くあまり沖に出られない。かつアンカーを打っても流されそうなので養殖のイケスの近くのブイにロープを係留し釣りを始める  我々の唾棄愛すべきゴムボート
ことにした。
 釣法はサビキと天秤。キスとアジ(かなんか)の2本立て。まあ釣れなかったんですけど。それより風は強いわ波は高いわ。気持ち悪いハゼの仲間2匹を釣り上げたのみで早々に引き上げることにしました。ちなみに魚はいたようです。サヨリや変な小魚を荒れた波間に確認しました。
ふくらませたボートを車の天井に乗せ無理矢理固定し我々はあてもなく敦賀半島をさまよう。着いたのは敦賀半島西側、美浜原発を見渡すダイヤ浜、水晶浜。とりあえず砂浜なので見てみようと車から降りてみたところ季節はずれのビキニ姉ちゃんを大量に発見し即断。一応キスの有名ポイントではあることも付記しておく。浦底よりも穏やかな海に我々は(ビキニに)期待を抱きつつ母なる海に(釣友が)漕ぎ出す。しかしまたも釣れない。今度は魚の気配もないかんじ。そしてほどなく我々は肩を落として浜を去っていくことになるのであった。

 次に向かうは小浜市岡津(おこづ)。以前親の知り合いの船で行ってよく釣れた蒼島の目前に位置する浜で我々は3度目の正直ということわざを信じて再び荒れ狂う(うそ)日本海に漕ぎ出す。沖に出て釣り始めてしばらくすると釣友の竿に小気味よいアタリとともに生きのよいピンギスがあがってきた。すぐに僕の竿にもアタリが。あげてみると釣友よりやや大きいキス。さあやっと釣れたよこれからだ!と思いきや、その後は最初のうちは何度かアタリがあるものの釣れず。そのうちアタリもなくなり魚の代わりについてくるのは気持ち悪いアカクラゲ(猛毒クラゲ)の触手のみ。そしてそれは強くなる風とともに我々のやる気を次第に奪っていくのであった。最後は風で流されるボートを(釣友が)必死に漕いでほうほうのていで浜に戻って16時頃ストップフィッシング。約11時間、敦賀〜小浜、ほろ苦いスイートビターな初ボートフィッシングでした。                     強敵日本海を前にうなだれる僕                                                 

 

釣果 ピンギス2匹

 

戻る