2003年12/6(SAT)加斗
我々の釣行を阻止すべく、憎っくき気象庁は釣行に不利な予報を次々に発表していきます。大雨、強風、高波の平成新御三家に翻弄される僕。しかしそのような国家の組織的犯罪に屈する僕ではありません。僕の強い気持ち(・強い愛)は空をも衝き動かし、ってもう疲れてきたのでもうやめます。 現場には7時前着。曇りべたなぎ無風。予報では波3mで釣りができたらラッキーくらいに考えていたのでとりあえず一安心。我々は気象庁に勝利したのだ!そうとなれば欲も出て、今年最後の釣行を飾るふさわしい釣果のために、行ったことのない蒼島の北側を攻めることにいたします。前回そこで尺アジを釣っている人を見たという人の話を聞き、次の時には行こうと釣友と殴り合いの末に男の約束を交わしていたその場所こそ、まさに僕たちのユートピアと言っても過言ではありません。 さあ、ぐだぐだ書きましたがここからは短いですよ。20分ほど漕いで、目標のポイント着。予報のせいかゴムボートは一艘出発の時に見かけた以外は周りには全く見あたりません。早速いつものサビキとアジの泳がせ、今回は落ちギス狙いでイシゴカイも使います。さあ注目の第一投は!かわいい超かわいい小アジです。その後、その超かわいい小アジが次々と百数十匹釣り上げられることを、この時僕はすでに気づいていました。そう気づいてしまったのです。結局そのポイント付近でちょこちょこ場所を変えて釣友がアジの泳がせで20cm強のアコウを釣り上げた以外は悲しいくらいに小アジのオンパレードでした。あと特筆することと言ったら目の前でシイラらしき魚のナブラが起こったくらいでしょうか。残念ながらルアーの用意をする前にそのナブラは遠くへ行ってしまいましたが。 11時前になって風が強くなってきたので一旦岸に戻ることにします。南風(沖に向かって吹く風)のため、帰ってくるのに行きの倍以上の時間をかけて、また次第に激しくなる風に多少命の危険を感じながらなんとか岸にたどり着きます。ボート買いたての頃ならちょっとちびっていたことでしょう。僕も成長したものです。 今日はこれ以上ボートを出すのは危険と判断し、ボートをしまい、鍋焼きうどん(今回はみそ煮込み)を食って、いつもなら帰るところですがこの124番の書き込みを見た以上はみすみす帰ってしまえば男が廃るというものです。もうある意味廃ってますけど。ということで西側の端のマリーナの堤防に移動して再び釣り再開。輝かしい第二幕のスタートです。 問題の堤防は飯盛川という小さな川の河口の東岸から離岸テトラより少し突き出た小さな堤防です。一組くらいしか釣りが出来そうにない小さな釣り場で、かなり浅いです。なんかあんまり釣れそうにないですがとりあえず、といえばサビキとちょい投げから始めてみることにします。 まずサビキ。アミエビを撒くとどこからともなく小アジが集まる集まる。爆釣です。この寒い時期にしかも真っ昼間にこれだけの小アジが釣れる釣り場はなかなかありません。次にちょい投げ。始めて数投くらいで釣友が15cm程度ですがシロギスをダブルでいとも簡単に釣り上げます。僕も離岸テトラの間を狙って少し大きめのキスゲット。周りは藻場ですし、アコウもアオリイカもいそうです。また釣り上げたアジを砂地まで投げて放っておけばヒラメが超釣れそうな予感。なかなかいい釣り場です。ってここで気づく僕。ボートで出る意味ないじゃん! 結局キスを数匹、小アジを数十匹追加してエサがなくなったのでっていうかエサを無理矢理なくして15時前納竿。2003年ラスト釣行はああ、やっぱりの不完全燃焼に終わりました。ゴムボートを買って利用すること十数回。元は取れたか、それは決して聞かないでください。 小アジ×無数 シロギス×6匹 アコウ×1匹 |