2004年。この愛(ラブ爆笑クリニック)と夢(は寝て見ろ)と希望{ヶ丘(滋賀県ネタ)}に満ちあふれた新しい年を自らの竿で祝福すべく(変な意味ではありません)、嫌々無理矢理重い腰を上げてちょっと遅い初釣りに出かけました。狙うのはもちろんなっちの抜けたモー娘。なら真っ青の真冬のアイドル、メバル。場所はとらふぐ王国福井県小浜市。とらふぐは狙いませんしファンデーションも使ってません、念のため。 北陸の寒さがしみる夕まずめ、堤防の付け根から先端に向かってところどころであてもなく竿を振る二人。堤防中ほどより少し手前のテトラ帯の横で釣友がファーストヒット。っていうか3連続ヒット。どれも小さな小さなメバルさんです。とりあえず釣れることは分かったので僕もないやる気をふり絞って釣りを続けます。 先端まで釣り歩いて折り返してもなかなか釣れない僕。次第になくなるやる気に、今まで釣っていた外側をやめ、漁船が停泊する穏やかな内側で釣り始めます。外側は一段高い上に波が高く、臆病な僕はちょっぴり怖くなっていたのでした。外灯付近の漁船と漁船の間に投げて底まで落としてゆっくり巻いていると、ピックアップ寸前になにやらアタリらしきものがあります。何回か繰り返すうちにヒット。小さいながらもようやく西津1匹目です。 ふとヘッドランプで水面付近を照らしてみると、ピックアップ寸前に激しくアタックするたくさんの小メバルたちが見えます。そしてそこから僕の小メバルラッシュが始まります。ではここで僕が苦行の末に編み出したメバルメソッドを惜しげもなく大胆に公開することにいたしましょう。っていうか恥を知れ恥を。ちょっとした動物虐待気分になりますのでおすすめはできません。よい子はマネしないでね! ワームは定番のスクリューテール1.5インチ、ジグヘッドはマリアのビークヘッド1g。小さけりゃなんでもいいと思います。スクリューテールは半分くらいに切ってしまいましょう。外灯の近くの漁船と漁船の間にキャスティング、底まで落としてゆっくりゆっくり巻きます。アタリがあるのはたいてい手前です。はい、小メバルちゃんゲット!ヘッドランプであたりを照らしておくとアタックするメバルが見えて楽しいです。そしてむなしくなります。 小メバルを次々に釣り上げる僕にあきれる釣友。外側をハードルアーで攻めますが、釣れません。あきれる釣友を尻目に大メバルが僕のロッドを弓なりにしならせることを信じて、とかは全然考えず純粋に小メバルたちと戯れる行為(=一方的な虐待)を楽しむ僕。結局8匹釣り上げて20時過ぎに撤収しました。1時間半の間に8匹。結構入れ食いっぽい感じしたんですけど大して釣ってなかったんですね。そして僕はあの小メバルさんたちがすべて20cm級になることを信じて、帰途についたのでした。
釣果:極小タケノコメバル1匹 極小メバル14匹(すべてリリース)
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