2004年01/31(SAT)小浜
(阿納〜小浜マリーナ〜西津)

雪深い鯖街道

阿納漁港を裏側から望む

遊歩道

タケノコメバル?

小浜マリーナ突堤


西津漁港

釣友西津ファーストヒット

アベレージサイズ
あまりに小さい
こんなんばっかり
本日のヒットルアー

 

 

  2004年。この愛(ラブ爆笑クリニック)と夢(は寝て見ろ)と希望{ヶ丘(滋賀県ネタ)}に満ちあふれた新しい年を自らの竿で祝福すべく(変な意味ではありません)、嫌々無理矢理重い腰を上げてちょっと遅い初釣りに出かけました。狙うのはもちろんなっちの抜けたモー娘。なら真っ青の真冬のアイドル、メバル。場所はとらふぐ王国福井県小浜市。とらふぐは狙いませんしファンデーションも使ってません、念のため。

 小雨が降る中まだ雪が残る鯖街道を疾風のように駆け抜け、やって参りました福井県小浜市。まずは阿納漁港からスタートです。ここ阿納漁港は内外海半島の中では大きな集落です。都会の隠れ家的なちょっと小粋なショットバーはありませんが、相当数の民宿が見られ、また清掃協力金1,000円を徴収し、立派なトイレと堤防と遊歩道を整備した模様で、なかなかの釣り場です。そして今、パジャマを裏返しに着ていることに気づく僕。けっこうショックだったのであえて書かせていただきました。

 話を元に戻します。パジャマを裏返しに着たのなんか久しぶりですね。僕も年を取ったものです。戻ってねえよ!で、昨年藻穴を狙ってガシラやアコウを釣った遊歩道から攻めることにしましたが、波と風がきついためキャスティングのコントロールが効かない上に穴が分からないので堤防に移動します。

 移動してなんとなしに巻いていたらヒット。超小型のタケノコメバル。これは小さい!でもタケノコメバル釣ったの初めてなので、まあよしと。堤防はけっこう釣り人いましたが、あまり釣れている様子はありませんでした。ここも一通り釣り歩き、釣友がこれまた小さなメバルをヒットさせた以外に何もなく、退散することにしました。きれいに整備されていて釣りやすいのはいいですが、サビキならともかく、ルアーなので人多いのは、ちょっと。

 次に参りましたのは某ページでよく釣れていると評判の小浜マリーナ。阿納より市街地よりです。低い堤防で釣りやすいのはいいですが水濁りすぎ。ルアーに引っかかってくる藻もなんか気持ち悪いし。釣れる気がせずすぐ退散します。

 さあ、もう時間がありません。犬熊(東)へ行くか、西津(西)に向かうか、我々は選択に迫られます。そこで僕と釣友の意見は真っ二つ。僕は西津、彼は犬熊。しかし美しい大人の譲り合いの結果、より大人の釣友が折れ、貴重なまずめ時を逃すまいと近い西津に決定。

 さあ、やってきました西津漁港。堤防方面にまともに来るのは初めてです。2,3度折れ曲がりながら陸と平行に伸びる車も通れるほど幅の広い漁港、それが西津漁港。内側には漁船が停泊し、一段高くなった外側はところどころにテトラが入り日本海の荒波を優しく退けます。(思いっきり内湾ですけど)夜には堤防のところどころで関西電力が原子力により供給する電気で外灯が灯り、平日は仕事に疲れ、休日の釣りは寒さの中貧果にあえぐ我々をとびきりみじめに照らします。そんな釣れない気むんむんの、そして人っ子一人だけ漁業関係者がいる西津漁港に降り立つ我々。仕方なく釣りを開始します。

 北陸の寒さがしみる夕まずめ、堤防の付け根から先端に向かってところどころであてもなく竿を振る二人。堤防中ほどより少し手前のテトラ帯の横で釣友がファーストヒット。っていうか3連続ヒット。どれも小さな小さなメバルさんです。とりあえず釣れることは分かったので僕もないやる気をふり絞って釣りを続けます。

 先端まで釣り歩いて折り返してもなかなか釣れない僕。次第になくなるやる気に、今まで釣っていた外側をやめ、漁船が停泊する穏やかな内側で釣り始めます。外側は一段高い上に波が高く、臆病な僕はちょっぴり怖くなっていたのでした。外灯付近の漁船と漁船の間に投げて底まで落としてゆっくり巻いていると、ピックアップ寸前になにやらアタリらしきものがあります。何回か繰り返すうちにヒット。小さいながらもようやく西津1匹目です。

 ふとヘッドランプで水面付近を照らしてみると、ピックアップ寸前に激しくアタックするたくさんの小メバルたちが見えます。そしてそこから僕の小メバルラッシュが始まります。ではここで僕が苦行の末に編み出したメバルメソッドを惜しげもなく大胆に公開することにいたしましょう。っていうか恥を知れ恥を。ちょっとした動物虐待気分になりますのでおすすめはできません。よい子はマネしないでね!

 ワームは定番のスクリューテール1.5インチ、ジグヘッドはマリアのビークヘッド1g。小さけりゃなんでもいいと思います。スクリューテールは半分くらいに切ってしまいましょう。外灯の近くの漁船と漁船の間にキャスティング、底まで落としてゆっくりゆっくり巻きます。アタリがあるのはたいてい手前です。はい、小メバルちゃんゲット!ヘッドランプであたりを照らしておくとアタックするメバルが見えて楽しいです。そしてむなしくなります。

 小メバルを次々に釣り上げる僕にあきれる釣友。外側をハードルアーで攻めますが、釣れません。あきれる釣友を尻目に大メバルが僕のロッドを弓なりにしならせることを信じて、とかは全然考えず純粋に小メバルたちと戯れる行為(=一方的な虐待)を楽しむ僕。結局8匹釣り上げて20時過ぎに撤収しました。1時間半の間に8匹。結構入れ食いっぽい感じしたんですけど大して釣ってなかったんですね。そして僕はあの小メバルさんたちがすべて20cm級になることを信じて、帰途についたのでした。

 

釣果:極小タケノコメバル1匹 極小メバル14匹(すべてリリース)

 

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