2004年03/20(SAT)小浜
(加斗〜西津〜阿納)

加斗


タケノコメバル

安産祈願

安産祈願?

西津漁港

たーべちゃうぞー




ちょっとお見せできません

ちなみに本日のヒットルアー

 


 ぽかぽか春の日差しに〜谷間の雪も溶け出して〜バーカ!釣りだよ釣り。今回は嫁の出産を来週に控えた釣りバカ釣友に加え、就職が決まって一安心のN君の3人で小浜にバカ写真を撮りにメバルを狙いに行きました。昨年3回同行していずれもボウズ同然の結果に終わってしまったN君にモデルとして写真を撮られることの悦びを今度こそ魚を釣る喜びを知っていただくために今回の釣行は企画されたわけです。ちなみに3人とも幼稚園来25年以上のつきあいで、30前なのに、もうすぐ子供が生まれるっていうのに、国立大学の助手になるっていうのに、みんなバカです。

 基本的に2/21と同スケジュールで時は流れますが、魚の釣れ具合はそうはいきません。藻の陰に隠れるアイナメ(クジメ)を狙ってワームを落とし込みますが本日はお留守の模様です。まあ本番は夕方からのメバルやし釣れなくても別にいいやと思っていると、西側の小堤防の付け根のテトラで釣友に20数cmのタケノコメバルがヒット。ワームはママワームのバチ。ある種反則感すら感じさせるそのワーム。人と同じものが大嫌い、人と群れるのなんかまっぴら、常にオンリーワンでいたい僕は速攻ママワームに変更です。しかし釣れたのはタイミングよく根掛かりして同じくママワームにつけかえたN君のほうでした。小さいながらもタケノコメバル、うれしい初ヒットです。さらに釣友もメバルを1匹追加。ちなみに僕は釣れませんでした。その後誰も釣れなくなったのでファンタスティック大撮影会を敢行し、あまりのN君の暴走ぶりに釣友が海に転落するハプニングもありましたが、もう釣れなくてもいい気分すら覚えて加斗を後にしました。

 続きまして参りましたのは前回爆釣した南川の旧灯台跡。試しにとちょっと竿だししてみましたが日没前のためかまだ何の反応もないため、先に西津に行って釣れなくなったら戻ってこようということになりました。そしてこの判断が後で今回の釣行の失敗を招く結果になろうとは、このときは誰も夢にも思わなかったのである。

 さて、早くも倦怠期の夫婦感をも漂わせる通い慣れた西津漁港に我々は到着し、まずめ時を逃すまいといそいそと先端付近へ向かいます。先端のちょっと手前くらいの外側からスタートフィッシングでございます。先陣を切りましたのは不肖私でございます。私の必殺メソッドを惜しげもなく公開しましょう。ふつうに巻いていても釣れなかったので何気なく手前に落としてみたら黒い影が現れてあっという間にルアーをひったくっていったのはかわいいタケノコメバルでした。うれしい今日初ヒットにそのままおどり食いです(うそ)。しょせん「釣った」というか「釣れた」のは自明ですが、タケノコメバルは物陰から現れてヒット、っていうパターンが多いようです。多いって言えるほどの母集団を持ち合わせているかははなはだ疑問ですが。まあとにかくメバルよりより根魚らしいという結論にしておきます。

 続きましてもうすぐパパになる釣友にメバルがヒット。子供の名前はもちろん男の子ならメバ夫、女の子ならメバリンスキーです。N君も本日2匹目をゲットし、かわいいメバルが彼の輝かしい教官人生の幕開けを祝福するかのようです。さながら入れ食いの予感に、僕もあれよあれよと3匹連続ヒット。公務員を辞めてメバルプロで食っていこうと人生プランを練り直す暇もなくしかしアタリはやんでしまいました。その後手前に釣り歩くも反応がほとんどないため早めに見切りをつけてあっさり場所移動することにしました。

 南川河口の旧灯台跡、こここそが今回我々がもっとも期待していたキラーポイントでした。ここって川じゃないの?と思わせるほどの流れの中、前回のメバルの入れ食いを経験し、ここでじゃんじゃん景気よくN君に釣っていただこうと考えていたわけですが、その企みは先行者の存在によりあっさりと破られてしまいます。「うう・・・僕らが・・・一番メバルを釣ることができるんだ・・・!」アムロ風に嘯く僕ですが、すんなりあきらめてほかの場所を探すことにします。

 さて、比○平の黒い三連星こと僕たちは、メバルにジェットストリームアタックをかけるべく戦場を求めて彷徨います。近場の小浜新港、小浜マリーナと見て回りますが、ぐっとくる何かを感じません。そしてガイアとオルテガとマッシュが向かう愛の終着駅は、内外海の表玄関、メバルのメッカ、フキエさんのふるさと阿納漁港。釣れそう釣れそうと思って行ってみるもののいつも期待を裏切ってくれるむかつき度ナンバーワン漁港です。結論から言うと今回も裏切られました。外灯の灯った船だまりを攻めるも魚の気配もなく、ならばときれいに整備された暗闇の堤防へ盗んだバイクで走り出す僕たち。次第に厳しくなる寒さがもう若くない30前の体を蝕みはじめ、ついにはギブアップ。自然に始まったファンタスティック大撮影会夜の部に飽きたそれいけズッコケ三人組は、そこそこの満足感を胸にそそくさと帰路につくのでした。誰がモーちゃんで誰がハチベエで誰がハカセか、それは決して聞かないでください。

 

結果:タケノコメバル×2匹
   小メバル×9匹(タケノコメバル23cmのみキープ、ほかリリース)

 

 

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