暖かくなってきたのでそろそろゴムボートを出してみよう沖にはすれていないデカメバルがわんさかいるに違いないワームで爆釣クーラー満タン、そんな妄想にも似た期待を抱きながら加斗に8時ごろ到着。念のためアミエビとアオイソメも購入しました。あとで仕掛けを買うのを忘れましたのに気づきましたが。 さて、出発です。思ったより波風はありますがボートを出せないほどではありません。とりあえず片江鼻付近で藻の多いところを探してキャスティングキャスティングしますが特に魚の反応はありません。強風のためアンカーも用をなさず流されるロゴス号。センティネル(魚)の反応も相変わらず皆無です。そしてわれわれの頭をよぎるボウズの三文字。 「あのテトラに乗ってみる?」そんな釣友の一言に主体性が服を着て歩いているといっても過言ではない僕は従順な飼い犬のように飛びつきます。確かに根魚を狙うにはグッドコンディションな雰囲気を醸し出す離岸テトラにわれわれはすぐさま降り立ちます。 テトラの周りにはいかにも根魚が隠れていそうな藻が生い茂っております。渡りにくいテトラをお年寄りのようにぎこちなく移動しながら怪しい藻穴や藻影にワームを落とし込んでいきますがなかなか反応はありません。いいんだよ、どうせ僕の人生なんてこんなもんさとやさぐれながら目の前に落としたワームがなにやら黒い影に奪われていったような白昼夢を見る土曜日。っていうかやっとヒット。 割と抵抗を受けながらもすぐ近くだったのでそれほど苦労せずにあげた魚は最近おなじみのタケノコメバル26cm。グッドサイズです。しかしこの魚どこがメバルなんでしょう。メバルっていうかガシラよね。まあそんなタケノコメバルですがこの日の唯一の獲物であったことはここだけの秘密です。強いて言えば釣友にミニメバルがヒットしナチュラルリリース、なんか平べったい魚がワームをチェイスしてきたくらいです。とりあえず昼過ぎにいったんやめることにしました。 昼食後、春の陽気が我々を夢の世界へと誘い、気がつけばもう夕方近く。このまま帰るのも釈由美子なので前回釣りできなかった南川の灯台跡へ向かうことに。着いてみると今日は誰もいません。ついでに言ってしまうと魚もいませんでした。
結果:タケノコメバル×1匹(26cm)
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