2005年5/4(THU) 宮津
皆さんを落胆と失望の渦に巻き込むGWフィッシング第一弾はスズキを釣りに京都府宮津市の阿蘇海へ。スズキを釣るには中途半端な時期のような気がするし、潮は小潮やし、荒れてるわけでもないし、雨後というわけでもないし、悲しいかな釣れそうな要素は何一つありません。 そうはいってもしがないサラリーマン、贅沢は言えません。僕たちに日にちを選ぶ権利などありません。釣りができるだけでも幸せなのです。きっとそうです。そうなんです。 渋滞の影響で現地着は19時前。いつも釣る場所には既に人がいたのでその左側に陣取って釣り開始。電気ウキのアオイソメ房掛け。ウキ下は80cmで固定。それがこの場所の定番(らしい)です。対岸から釣りした方がいいんじゃないの?って思うほど思いっきりぶん投げます。ちなみに簡単に場所を説明すると阿蘇海の西の端の船溜まりに続く水路の入り口付近です。拙ページもそれなりにアクセスが多くなったのであまり多くのことは申しあげられませんが。偉くなったものです。
この釣り場の特徴として第一にあげられるのがとにかくボラが多い。1日中異常なくらいに跳ねてます。それにもかかわらずありがたいことに全く釣れません。ボラが跳ねる理由についてあれこれ思いを巡らせながらふと隣を見るとリールを巻く友人のウキ周りがばしゃばしゃと騒がしい。抜きあげてみると30cmほどのセイゴ。あれ、釣れちゃった。
今回の釣行はスズキ(セイゴ)を釣ったことがない友人に釣ってもらえばもうそれでほぼ目的達成です。あとは温泉入ってうまいもん食って帰れればGWの楽しい思い出のできあがり。そう思っていました、そう、あのときは。
僕のほうはたまに小魚がアオイソメをかじる小さなアタリがある以外は特に変化なし。彼はウキ下40cmで釣ったらしいのでとりあえず倣ってみることに。で、投げて雑談をしながらしばらくウキを見ているとはい消えた!しばらく待っても浮かんでこないのであわせを入れて巻き始めると、かなりの手応え。暴れるお魚さんにいつ切れてもおかしくないくらいに振り回されながらもなんとか岸に寄せてくる。何度かタモ入れに失敗しながらもなんとか無事に成功。グッドサイズ。60cmちょうどのやせぎみのスズキさんでした。口にかかっていたので糸が切れずに済んだ模様。ナイフを持ってきていなかったので無理矢理はさみで締める。もう二度とやりたくない。
魚を締めるのに時間がかかり、しばらく中断の後釣り再開。時合いを逃したかなあと思いつつ、友人が仕掛けを投げるとパッチーン!仕掛けが切れ目の前に電気ウキが落ちる。少し眺めているとスパーンと勢いよく消しこむ電気ウキ、そしてどこかへ消え去る電気ウキ。あれはへこみます。
さて、小魚も去り、投げては巻き、戻ってくるのは元気なアオイソメ。気が付けば隣の釣り人はもういない。世界は僕と友人と無数のボラと2つの電気ウキ。と思ったらもう一つ対岸近くに見覚えのあるウキが。どうもさっきのウキのようです。ルアーロッドを手に電気ウキを追跡する僕。沖へ向かうかと思われたウキ(スズキ付き)はふらふらと浮き沈みしながら次第に手前に寄ってくる。ついにルアーが届く範囲に。そして十数回のトライの後引っかけることに成功。ルアー→電気ウキを通じて伝わる魚の手応え。初めての体験。 手前まで寄せることに成功するが、さて、どうする?ヘッドランプなしタモなし友人は遥か彼方。魚は手応えからして40センチクラスか。ええいめんどくさい、抜きあげちまえ!バシャン。はいさようなら。針がはずれて魚助け(「だすけ」を変換したら「出す毛」になるのは僕だけですかそうですか)。電気ウキは回収できましたが。
さて、ちゃんと竿とつながっているほうの電気ウキのほうは何の動きも見せません。投げてボラ跳ねて流れてボラ跳ねて巻いてボラ跳ねて投げてボラ跳ねて流れてボラ跳ねて巻いてボラ跳ねて投げてボラ跳ねて流れてボラ跳ねて巻いてボラ跳ねて。ボラうるさい!数時間同じことの繰り返しにそろそろ潮時かと片づけ開始。アオイソメ1.5パックは海にお帰りいただきました。僕は片づけながらラスト1投宣言。こんなんで釣れた試しはないけどねえ。って片づけながらふと海を見ると、あれ?ウキがありません。とりあえずリールを巻いてみるとお魚さんいらっしゃい。さっきほどではないがまあまあの大きさか。前よりはスムーズにタモ入れし、上がってきたのは41cm。たまには粘るといいことあるもんですね。
60cmは最高記録更新です。スズキを名乗れるかは微妙ですが。まだ自慢できるサイズじゃないですけどかなり満足いたしました。というわけで次回5/7も宮津でスズキを狙います。さて、柳の下にスズキは2匹いるでしょうか。
釣果…セイゴ・ハネ・スズキ×3匹(60cm,41cm,30cm)
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