2004年9/18(SAT) 小浜(加斗)
 

 

 先週に続きましての2週連続釣行です。おかげさまで。僕に自由の翼があるならば、9月10月は毎週でも行きたいくらいです。今回は三連休を利用して土曜夕方どこかの漁港へ行ってエギング、早朝は加斗でボートという釣り三昧ゆったりプランを計画していましたが、気象庁のきわめて精度の低い週間予報を信じた僕が馬鹿でした。週の初めは晴れだった三連休の予報が気がつけば3日とも雨マーク。急遽予定変更し、結局いつものように金曜日晩発になりました。(そして土日、実際にはほとんど雨は降りませんでした)金曜晩発は疲れるから好きではないのですが仕方ありません。しかもその日は職場の引っ越し作業、修理した車の引き取りと僕的に疲れるイベント満載。へろへろの僕を支えるのは釣りに対する情熱という名の炎ではなく、もはや惰性でしかありません。そしてその偉大なる惰性が僕たちを幾度もの危険(運転)にさらしながら僕を小浜市下加斗へと導いたのです。どうでもいいですけど。

 今回の対象魚介類トップ1はアオリイカ。断然アオリイカ。とにかくアオリイカ。エギと小アジの泳がせで狙います。次にアジ。泳がせのエサ、南蛮漬け、ご近所さん(主に釣友の)とのスキンシップ(でもあげすぎは注意)といろいろ便利な小アジさんの他に、20cm超の中アジも少し釣れているという情報をみかけたので。中アジはあまり期待してませんでしたけど。

アオリイカ


カンパチ


イカ針にがっちり


ピースサインではありません
2匹目の2です


メゴチ食ってました
釣友宅の食卓

 

 

 というわけで日の出ちょっと前、たぶん5:30位に開始。まずはサビキで泳がせのエサ小アジ確保です。ところが楽勝だろうと思っていたアジがほとんど釣れません。焦る僕のサビキ竿にチャリコやフグが小気味よいアタリを見せてくれますが僕の気分は正直小気味悪いです。さらに小アジがいっこうに釣れない一方で逃げまどう小魚のナブラを目撃し、おもり負荷最大7gのライトアクションのロッドで28gのメタルジグをぶん投げていたら竿先がぽっきりいってしまいました。みるみるしぼむしぼむ僕のやる気やる気。とりあえず折れても何とか投げられそうなのでおとなしくエギにチェンジしアオリイカ狙いに変更。

 周りのボートエギンガーが2杯あげているのを目撃し、たぶん釣れるやろうといまいちアクションもよく分からないまま適当に竿を振り続けます。ふと着水後ラインが走ったので聞いてみるとなんだか重い。あがってきたのは胴長13cmのアオリイカ。ヒットエギはアオリーQ2.5号バレンシア。生涯二度目のアオリイカに少なからず感動を覚える僕ですが「釣った」というよりは「釣れた」感じ。とりあえずもっとも喜ばれるおみやげゲットということで。

 そうこうしているうちに全く釣れなかった小アジがある時間を境に釣れ始め、爆釣状態に入ったため後が続かないエギを諦め、泳がせに賭けます。ここで僕が考案した仕掛けの登場です。その名もファンタスティックイカ仕掛け2ターボ。昨年仕事をさぼって熟考の上に熟考を重ねて編み出したこの仕掛け。(昨年11/15参照)要は糸に環付きの針を通し一番下にイカ用の針をつけ針を上下のウキ止めで固定。誰でも思いつく簡単な仕掛けですが市販ではなかなかないんですよね。市販の仕掛けはアジを掛ける針が鼻掛け用で魚がかかりにくい構造になっていたり針と仕掛けの糸を結ぶ誘導部分が魚がかかれば切れそうな糸で結ばれていたり。昨年はヤエンも投入できるよう完全フリーでしたが今年はウキをつけました。タナは3ヒロ程度。小アジは鼻掛け。見える深さにおろしたサビキに群がるアジの周りを青物らしき魚が泳いでいる姿を目撃し、少しばかりの期待を込めて投げて放っておきます。

 しばらくサビキで小アジを釣っているとリールが逆転する音、泳がせにアタリです。かなりの引きです。なんじゃこりゃ!先々週釣ったハネにも勝る引きに翻弄されながら数分間のやりとりの後なんとか無事にランディング。35cmですがなんとカンパチです。こんなところでなぜカンパチが釣れるんでしょう。わけが分かりませんがとにかくラッキー。

 感動の余韻にしばらく浸り、気を取り直して再び仕掛け投入。柳の下にドジョウは二匹いないと言ったのはどこの誰でしょう、しばらくするとウキを水中深く引き込むアタリ、またもカンパチです。しかし今度はランディング寸前で痛恨のバラシ。これには深く落ち込みます。もうこれで釣れないだろうなと半ば諦めつつ仕掛け投入。しばらくするとまたもウキにアタリが。なかなかいい引きですがすぐにあがってきた正体は胴長15cm程度のアオリイカです。1つの仕掛けで魚とイカを釣り、まさに二兎を追う者は二兔をも得てしまいました。

 完全にいつ終わってもいい満足モードに入った僕ですが、それでも魚は攻撃?の手をゆるめません。またもアタリ、しかしすぐ取り逃がしてしまいます。早あわせし過ぎでしょうか?濫発するアタリに釣友もたまらずイカ仕掛け(市販)からチヌ針4号ハリス3号の魚狙いに変更。仕掛け変えたって俺だけ釣れんかったりするんやろうなあと話していると近くにあった二人のウキにほぼ同時にアタリ!僕は根に潜られバラしましたが、釣友は興奮しながら無事一人でランディング。やはりカンパチです。久しぶりに楽しむ魚らしい引きに釣友も大興奮。興奮さめやらぬまま仕掛けを投入すると数分もしないうちにアタリ。またもカンパチヒットです。笑いが止まらない釣友。無事に釣り上げ、合計2匹、1歩リードです。
 まあ僕はイカ釣れてるからいいもんねー、と言いながらも心の中ではめらめらともう1匹狙うカンパチ。そんな希望通りに魚が釣れたら苦労しないって、あれ?ウキがありません。魚に縦横無尽に走られながらボートであわてふためく僕ですが、今度はがっちり針掛かりしていたようで無事にランディング。2匹目ゲット!あっさり目標達成。もう少しだけ粘って釣れなくなったのを確認し、大満足の納竿となりました。

 カンパチはすべて35cm前後でした。サビキで釣っていた小アジを食いに来たのでしょうか。後で気づきましたがサビキ針を何本か切られたのはカンパチが原因と思われます。しかしなぜあんなところにカンパチが回遊しているんでしょう。去年は気づかなかっただけなのでしょうか。よく分かりませんが今回はついていたということだけは事実です。もうこんなことは二度とない気がします。あたい幸せすぎてこわいよ、あんた。


釣果:カンパチ×4匹 アジ×182匹 アオリイカ×2杯
 

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